ウェディングドレスを美しく引き立てる!ヴェールの選び方4選

ウェディングドレスやヴェールは種類が多くて、自分に似合うものを選ぶのが大変ですよね。
今回はドレスをさらに美しく引き立てるヴェールの選び方を紹介します。
理想のイメージ別や結婚式場別に、ふさわしいヴェールを紹介していますので、どんなヴェールがよいか悩んでいる方は参考にしてみてください。
花嫁がウェディングヴェールを身につける理由とは
純白のドレスに身を包んだ花嫁を、さらに美しく引き立てるウェディングヴェール。
その美しさに、子供の頃から憧れを抱いていた人も多いことでしょう。
実は、ヴェールには花嫁を守るという深い意味が込められています。
花嫁がヴェールを身につける理由と、その由来について詳しく紹介します。
ヴェールに秘められた意味
ヴェールはそもそも、邪で不善なものから身を守る魔よけの意味合いがあります。
キリスト教のミサなどでは、花嫁に限らず女性が着用しています。
ヴェールはその美しい見た目に反して、女性を守る盾のような役割を持っているといわれているのです。
そして結婚式で花嫁が身につけるヴェールには、母の愛情という意味が込められています。
周囲の注目から娘を隠し、純潔を守り抜いた証でもあります。
産まれてからずっと娘を大事に育てた母の愛情が、ヴェールという形で花嫁を包んでいるのです。
意味を知ると、美しいヴェールがさらに神秘的に感じられますね。
ヴェールにまつわる儀式
ヴェールダウンやヴェールアップなどの儀式は、挙式の場面でおこなわれます。
実はこの厳かな儀式にも、深い意味があるのです。
ヴェールダウンは、文字どおりヴェールを下ろして、花嫁の顔を隠す儀式です。
花婿に託すまでの間、邪なものから花嫁を守るように、その身をヴェールで包みます。
ヴェールには母親の愛情という意味が込められており、一般的にはヴェールダウンは母親の役目とされています。
娘の身支度を母親が手伝うのはこの日が最後となる、とても感動的な瞬間です。
ヴェールアップは、花婿がヴェールを上げて花嫁の姿を現す儀式のことです。
母親が包んだヴェールを花婿が取り払うことで、今後は親に代わって花婿が、花嫁を守っていく決意を示す儀式になります。
ヴェールアップにはもうひとつ、ふたりを隔てるものを取り払い、ひとつになるという意味合いもあります。
このヴェールアップも大変感動的で、教会式の結婚式では大変注目を浴びるシーンです。
ウェディングドレスのヴェールデザインは8種類|長さや素材で印象が変わる
ウェディングヴェールと一口に言っても、頭からかぶるタイプや顔の周囲に広げるタイプなど、デザインはさまざまです。
それぞれのタイプで長さや素材を変化させることで、花嫁の印象はガラリと変化します。
ここでは主なヴェールのデザインの紹介と、印象を決める長さや素材について説明します。
ヴェールデザインは主に8種類
現在主流のデザインは、主に8種類あります。
下にまとめましたので見てみましょう。
- 聖母マリアのかぶっているマリアヴェール
- 後頭部を覆った帽子のようなジュリエットヴェール
- 丸いシルエットのバルーンヴェール
- 鳥かごのような網目が印象的なバードゲージヴェール
- ショールを羽織ったようなカッパーヴェール
- 花のモチーフをあしらったフラワーヴェール
- 金糸の刺繍が華やかな金糸ヴェール
- 光を受けて輝くビーディングヴェール
ヴェールは顔の周辺にあしらうものだけに、周囲からの注目を集めやすいものです。
そのため、ヴェールの種類によって花嫁の印象が左右されるといっても間違いないでしょう。
自分らしさを最大限に発揮できるような、お気に入りのヴェールを見つけてくださいね。
ヴェールの長さで印象が決まる
ヴェールの長さは大きく分けて3種類あります。
- 背中くらいまでの長さのショートヴェール
- 腰下くらいまでの長さのミディアムヴェール
- 裾を引きずる長さのロングヴェール
同じロングヴェールでも、ドレスの裾より少し長いセミロング丈や、英国王室のように後ろに長く広がるロング丈まで、長さによって表情はさまざまです。
先に紹介したヴェールの種類との組み合わせも含めれば、同じものを探すのが難しいほどのバリエーションができます。
ヴェールの素材はドレスや装飾と合わせて統一感を
ヴェールにはレースやビーズ、スパンコール、ラインストーンなど、さまざまな素材をもちいたものがあります。
またヴェール全体に柄をあしらったものや、金糸や銀糸を使った華やかなものもあります。
ヴェール自体に装飾の多いものを選ぶと、アクセサリーやドレス選びが難しくなってしまうかもしれません。
ヴェールを選ぶ際は、ドレスや装飾品とトータルで合わせて統一感を出すようにすると、華美になりすぎる心配がなくなるためおすすめです。
ウェディングドレスのトータルコーディネートのコツは決める順番
ウェディングドレスにヴェール、グローブ、アクセサリーと花嫁は選ばなくてはいけないものがたくさんあって、どうしたらいいか迷ってしまいますよね。
ひとつひとつをこだわって決めても、合わせてみたら想像と違ってガッカリ……なんていうこともあるかもしれません。
実は、ウェディングのトータルコーディネートは、決める順番にコツがあるんです。
コーディネートで失敗しないためにも、ぜひポイントを押さえてチョイスしてくださいね。
ドレスを決めたら次はヴェールを決めよう
やはり花嫁姿といえばウェディングドレスですよね。
ドレスは花嫁のこだわりが一番現れるところのため、最初に選ぶのが基本ポイントです。
ドレスが決まったら、次にヴェールを選びましょう。
その次にヘアアクセサリー、ネックレス、グローブという順番で選ぶと、統一感を出しやすくなります。
ヴェールによって、ドレス姿は全く違ったおもむきになります。
ヴェール選びさえ外さなければ、他のアイテムで少々無理があっても、大きく影響することはありません。
ドレス選びの次にこだわるのであれば、間違いなくヴェール選びといえるでしょう。
ヴェールの色の選び方
真っ白なドレスと同様に、ヴェールも純白と思いがちですが、同じ白でも微妙に色味が違うものです。
ホワイトやオフホワイト、アイボリーなど、微妙な色使いの違いがあります。
ドレスと同じ色味でもよいですが、ドレスより少し暗めの色味を選ぶと、ドレスがよりいっそう引き立つことがあります。
顔色を明るく引き立てる色を考えながら、衣装担当のスタッフと相談して決めるとよいでしょう。
花嫁姿はヴェールで決まる!ウェディングドレスに合うヴェールの選び方4選
ドレスやヴェールを選ぶときには、「どんな花嫁になりたいか?」というイメージを事前にしっかり決めておくことが大切です。
この点さえブレなければ、選択する基準が明確になり、迷うことも少なくなりますよ。
1.カワイイを極めたい、キュートに決めたいなら
愛され系のキュートな花嫁を目指すなら、ドレスはプリンセスラインかAラインがおすすめです。
やわらかめの素材でふんわりした印象のドレスに、リボン使いで乙女にまとめてみましょう。
ヴェールを選ぶときは、ドレスのふんわりとしたかわいらしさを活かしたチョイスが必要です。
パイピングがたっぷり入ったふわっとしたミディアムヴェールなら、ドレスとの相性も抜群です。
2.気品がただよう、エレガントを目指すなら
上質な素材でシンプルなデザインのドレスを選ぶと、上品なイメージになりますね。
装飾は控えめがおすすめで、レースやビーズをあしらったものを選ぶとよいでしょう。
ヴェールも同じく、上品なイメージを大事に選んでみましょう。
シルクチュールで裾にレースをあしらったロングヴェールなら、気品高い印象を演出できます。
3.穏やかな大人の魅力、スタイリッシュなら
スタイリッシュをめざすなら、甘くならないようにレース使いは控えめなドレスがよいでしょう。
シンプルなスレンダードレスを選ぶと、大人の落ち着いた雰囲気にまとめられます。
ヴェールを選ぶなら、すっきりと直線的な印象のものを選ぶと、バランスよくまとめられるでしょう。
大きな透かしレースの入ったマリアヴェールなら、大人の洗練された雰囲気を演出できます。
4.自分らしさを大切に、シンプルにまとめるなら
シンプルを追求する場合は、寂しい印象にならないように注意しましょう。
品の良いビーズ刺しゅうをあしらったドレスなら、シンプルの中に華やかさもあるのでおすすめです。
ドレスがシンプルな分、ヴェールは上品にレースを使ったものを選ぶとバランスよく決まります。
結婚式の会場に合わせたヴェールの選び方
ドレスやヴェールを選ぶ際は、結婚式の会場との相性も大切です。
以下のシーン別にヴェール選びのポイントを解説します。
- 格式高い教会ならロング丈
- 海外やリゾートウェディングならミドル丈
- レストランウェディングならショート丈
- ホテル・結婚式専門式場なら会場の雰囲気に合わせて
格式高い教会ならロング丈
由緒正しい教会でのドレスは、肌の露出を控えて、トレーンの長いものを選ぶとよいでしょう。
トレーンとはドレスの裾部分のことで、ロングタイプであればエレガントな後ろ姿を演出できます。
グローブもロングタイプのものを選ぶと、教会にふさわしい装いになります。
教会では、ヴェールはドレス丈よりも長いものを選ぶのが正統派です。
長いほど格式が高いとされているため、ショート丈やミディアム丈は避けたほうが無難でしょう。
海外やリゾートウェディングならミドル丈
リゾートウェディングなら、海や空の色に映えるように、純白のドレスを選ぶとよいでしょう。
シフォン生地のような軽いものを選ぶと、リゾートのイメージにマッチしますね。
ヴェールも軽やかなイメージのミドル丈がおすすめです。
ショートヴェールではカジュアルさが強くなってしまうので、注意しましょう。
レストランウェディングならショート丈
親しい仲間が集まった気軽な集まりなら、ミニドレスがよいでしょう。
動きやすいので、ゲストと歓談したり写真撮影したりするときに便利です。
ヴェールもドレスに合わせて、動きやすくて軽い雰囲気のショート丈がよいでしょう。
ホテル・結婚式専門式場なら会場の雰囲気に合わせて
規模の大きい式場なら、おもてなしの意味を込めて華やかなドレスを選ぶとよいでしょう。
挙式ではロングヴェールがお似合いですが、その後の披露宴を考えるとミドル丈やショート丈を選ぶ方法もあります。
会場の雰囲気に合わせて柔軟に選んでも大丈夫そうです。
まとめ:自分らしいドレスとヴェールで注目を集めよう
今回はウェディングドレスを引き立てるヴェールの選び方をご紹介しました。
ポイントは以下のとおりです。
- ヴェールには邪悪なものから花嫁を守るという意味が込められている
- ヴェールはデザインと長さの組み合わせで、さまざまな印象を与えることができる
- コーディネートの際は、ドレスの次にヴェールを選ぶとスムーズに決まりやすい
- ヴェール選びは、なりたいイメージや会場によって決めるとよい
ヴェール選びはドレスとの相性がもっとも大切です。
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