ウェディングドレスは後ろ姿の美しさにまでこだわりたいですよね。
今回はウェディングドレスのトレーンの長さを解説します。
トレーンとはなにか、長いか短いかでの印象、ぴったりの会場、ドレスの種類まで紹介するため、後ろ姿にもこだわったウェディングドレスを着て結婚式を挙げたい方は是非参考にしてください。
はじめに、ウェディングドレスの印象を変えるトレーンとはどのようなものか、基礎知識から解説します。
ウェディングドレスは、トレーンの違いによって華やかさや存在感、気品、上品さなどの雰囲気が変化するものです。
そんなトレーンがウェディングドレスのどの部分にあたるのか、トレーンの長さの背景、美しいトレーンにするためのこだわり、取り外しできるトレーンなどをチェックしていきましょう。
「トレーン」とはウェディングドレスのスカート部分の引き裾を表す言葉です。
もともとトレーンという言葉は英語で列や列車を意味する「train(トレイン)」からきているといわれます。
ウェディングドレスのうち床に引きずる部分のことで、トレーンの違いによってウェディングドレスの印象が変わります。
トレーンが長いデザインのドレスをロングトレーンのドレスといいます。
ロングトレーンのドレスにある長い裾の部分が、連なった列車に例えられたことからトレーンと言われるようになったようです。
ロングトレーンのウェディングドレスは、12世紀ごろにはもう存在が確認されているほど長い歴史があります。
トレーンの長いウェディングドレスが作られていた背景は、もともとはステータスを象徴するためでした。
宮廷での身分の高さに応じてトレーンの長さが変わり、より長いものを着ているほうが身分の高い高貴な存在だと表現していたのです。
トレーンが長いものほど、重さや足さばきのしにくさによって動きが取りづらくなります。
しかし、身分の高い女性であれば動き回る必要はありません。
また、存在感のある動きにくい裾でエレガントに歩くことでも、女性のステータスの高さを表現していたのです。
美しいトレーンのウェディングドレスは、生地の素材にもこだわりがあります。
せっかくロングトレーンのドレスを着用するならば、バックスタイルのラインの美しさも重視したいものです。
例えば、ミカドシルクの素材を使った場合には美しい独特の光沢と高級感を感じるハリがあるドレスになります。
オーガンジーを使うと少しの光沢と上品さを感じるような透け感があり、清楚なイメージです。
使用する素材によってイメージやバックスタイルの美しさなどが変わるため、ロングトレーンのドレスに憧れている方はチェックしておくといいでしょう。
バックスタイルの華やかさなどに憧れてロングトレーンのウェディングドレスを着たいと考えていても、動きにくいというデメリットで躊躇してしまう方もいるでしょう。
披露宴での動きやすさを考えて憧れていたものを諦めてしまうよりも、挙式ではロングトレーンで、披露宴ではトレーンなしの状態と臨機応変にするのがおすすめです。
トレーンには取り外しが可能なタイプもあるため、状況やニーズに合わせて変更できます。
続いて、ロングトレーンのウェディングドレスに似合う髪型やベールもチェックしていきましょう。
ロングトレーンのドレスでアップスタイルの髪型にすると、ロイヤルウェディングのようなイメージの気品あふれる姿になれます。
抜け感も欲しい方は、シニヨンを緩めにしておくれ毛があるスタイルがおすすめです。
また、ナチュラルスタイルにするなら髪を下ろしたりハーフアップにしたりするのも良いでしょう。
ベールはトレーンよりも長いものを選ぶと、よりエレガントな雰囲気になります。
腰ほどの長さのベールを選ぶ場合には、ドレスにある腰回りのデザインの邪魔にならないかチェックして選ぶのがおすすめです。
トレーンの長さの違いによって、ウェディングドレス姿を見たときの印象が変わってきます。
トレーンが長いウェディングドレスとトレーンが短いものとで、どのような差があるのかをチェックしていきましょう。
なお、トレーンの長さを変えると印象や歩きやすさが変わるため、取り外しができるもので楽しんだり、トレーンの長いオーバースカートを活用したりするのもおすすめです。
オーバースカートとはスカートの上にさらに重ねるスカートを指します。
カラードレスのように色を変えることもできるため、お色直しを楽しみつつ費用を抑えることが可能です。
トレーンが長いウェディングドレスは、華やかで存在感があり、ゴージャスな印象にしてくれます。
ウェディングドレスを着ている人も含めて、気品や上品さ、神聖さなどの雰囲気を出してくれるスタイルです。
なお、トレーンが長いほど格式が高いとされており、イギリスのダイアナ元妃が着用したものはトレーンの長さが8mもありました。
対して、トレーンが短いウェディングドレスの印象は、ロングトレーンのドレスよりもカジュアルな雰囲気になります。
トレーンが短いウェディングドレスには軽快そうな印象があり、実際にドレスを着た際にも動きやすいです。
ロングトレーンのウェディングドレスのような上品さや気品、ゴージャス感は少なくなるものの、かわいらしい花嫁というイメージに変化します。
トレーンの長さなどのデザインによって、ウェディングドレスは異なる印象を与えるものです。
また、トレーンの長さによって動きやすさも変わります。
そのため、トレーンの長さごとにぴったりの会場も異なるのです。
ウェディングドレスのトレーンが長いもの、短いもの、それぞれに合う会場をチェックしましょう。
トレーンが長いウェディングドレスを活かすためには、会場自体にもある程度の長さが必要です。
特に上品なロングトレーンが似合う会場は、荘厳な雰囲気がただようチャペルや大聖堂です。
バージンロードの長さや階段の有無など、トレーンが映える場所があるかという視点でも会場をチェックしてみましょう。
対して、トレーンが短いウェディングドレスはカジュアルさや動きやすさがメリットです。
人前式やレストランウェディングなどの会場が短いトレーンのドレスに合うでしょう。
またチャペルなどでも、ゲストと距離が近い会場やバージンロードが短い会場はトレーンが短いドレスが似合います。
ロングトレーンが似合う会場で、お色直しをしてからトレーンが短いドレスに変更するのもおすすめです。
ウェディングドレスには、以下のようにさまざまな種類があります。
ウェディングドレスの種類とトレーンとの関係もチェックしてみましょう。
Aラインのウェディングドレスとは、ウエスト部分から裾にかけてのシルエットが「A」の文字のようになっているものです。
ドレスの基本形のラインでもあり、ウエストが高い位置になっているためさまざまな体型の方に似合います。
Aラインのウェディングドレスにはトレーンが長いものも短いものもありますが、どちらでも美しいシルエットができるドレスです。
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マーメイドラインのウェディングドレスとは、まるで人魚のようなシルエットになるドレスを指します。
体のシルエットにフィットするデザインで、膝から裾にかけてゆるやかにトレーンが広がり、ロングトレーンが人魚の尾びれのようなドレスです。
シンプルなシルエットですがバックスタイルが美しく、大人っぽい印象があって気品を感じるデザインです。
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エンパイアラインのウェディングドレスは、胸のすぐ下のあたりから切り替えがあるデザインのドレスです。
切り替えの下から裾に向かってゆったり広がるもので、ボリュームが少なめでナチュラルな印象を与えます。
エンパイアラインのウェディングドレスは、短めのトレーンのデザインが多いです。
ロングトレーンにした場合は上品な印象になります。
腹部を締め付けないため、マタニティドレスとしても人気です。
プリンセスラインのウェディングドレスはドレスラインの種類の中で特にボリュームがあります。
ボリューム感がある分短めのトレーンのドレスが多いですが、ロングトレーンにするととてもゴージャスな雰囲気になり、まるでお姫様のようです。
シルエットにボリューム感があるためお腹周りが気になりにくく、ぽっちゃりとした方にも人気があります。
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スレンダーラインのウェディングドレスは全体的に細身のシルエットで、体のラインにフィットした形のドレスです。
トレーンは短いものが多い傾向にありますが、ロングトレーンにしてもあまり広がりません。
スレンダーラインのドレスは装飾が少なくてシンプルなイメージですが、ロングトレーンにすると華やかさがプラスされたうえでスタイリッシュな雰囲気に着られます。
[ collection_slider_in_blog handle="slender-line" title="おすすめのスレンダーラインドレス" ]今回はウェディングドレスのトレーンをご紹介しました。
ご紹介したポイントをもう一度おさらいしましょう。
バックスタイルを美しく見せたい方、上品なイメージの花嫁になりたい方には、ロングトレーンのウェディングドレスがおすすめです。
ザ・ドレスショップではウェディングドレスのレンタルをおこなっています。
試着によって自分の希望に合ったウェディングドレスが探せるよう、ザ・ドレスショップへ気軽に来店予約してみましょう。
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