ウェディングドレスを選ぶ際「白以外の色はダメなのかしら?」と思うこともありますよね。
今回は、ウェディングドレスで白以外の色の選び方のポイントを解説します。
各色の特徴なども紹介するので、ウェディングドレスの色選びに迷っている人は是非参考にしてください。
結婚式で花嫁が着るウェディングドレスの色は、昔から白色というのが定番のようになっています。
おそらく「ウェディングドレスはなぜ白色?」と聞かれても、その理由を正確に答えられる人は少ないでしょう。
しかしながら、ウェディングドレスが白色というのは西洋でもそれほど遠い昔からの風習というわけではなく、19世紀のイギリス発祥というのが定説となっているのです。
ここでは、白色のウェディングドレスの起源と、ウェディングドレスに白色が多い理由について解説しましょう。
19世紀までのイギリス王室では、結婚式で花嫁は赤色を筆頭にいくつもの色合いのウェディングドレスを着用する習わしがありました。
白いドレスは、花嫁ではなく宮廷内で国王や女王に謁見する女性が着るものだったのです。
ところが、ファッションに強いこだわりがあったヴィクトリア女王は、自身の結婚式で白色のウェディングドレスを着て挙式に臨みます。
ヴィクトリア女王が着た純白のウェディングドレスは列席した貴族階級の女性たちに強烈な印象を与え、たちまちのうちにイギリス社交界に広まりました。
これがやがて庶民にも浸透していき、この流行はヨーロッパ社会全体に伝播していくこととなります。
ヴィクトリア女王の挙式は1840年2月10日なので、白色のウェディングドレスがスタンダードとなってまだ180年ちょっとの歴史しかないということになるのです。
19世紀にイギリスのヴィクトリア女王が起源といわれる白色のウェディングドレスは、現在でも結婚式で花嫁が選ぶウェディングドレスの色の大半を占めています。
ウェディングドレスに白色が多いのは「白」が「純粋、純潔、清楚」というけがれに無縁で純真無垢なイメージがあるからといえるでしょう。
すなわち、花嫁に最もふさわしい色として白色が選ばれているようです。
日本古来の和装の花嫁衣装にも「白無垢」が選ばれているように、内外問わず、白い花嫁衣装には「白=無の状態」から新しい人生に踏み出す花嫁の意思が込められているのかもしれません。
もともと19世紀のイギリスの流行を起源とする白色のウェディングドレスは、宗教的な意味合いがあるわけでもありません。
したがって、ウェディングドレスにはどんな色を選んでもよさそうなものですが、現実には、白色がスタンダードとなっています。
しかしながら、欧米諸国を中心に、徐々にさまざまな色合いのウェディングドレスが登場してきています。
ここでは、白色以外のウェディングドレスが注目され出した経緯やウェディングドレスの色にまつわる話題などについて解説しましょう。
日本では、結婚式の披露宴で花嫁は、最初に純白のウェディングドレスで登場し、次に「お色直し」としてカラードレスに着替えて披露するという手順になっています。
すなわち、白と白以外のドレスを着るしきたりがあるわけですが、西洋の挙式・披露宴では花嫁がお色直しする風習がありません。
したがって「結婚式では、白以外のウェディングドレスを着てみたい」という花嫁の希望を実現する形で、白以外のウェディングドレスを着る女性が増えてきたという経緯があるようです。
もしかすると、さまざまな色彩のウェディングドレスが、これからは色彩豊かなウェディングドレスが普通になる日が近いのかもしれません。
「純白のウェディングドレス」という表現がありますが、実際には同じ白色でも大別して3種類のカラーが使われています。
それは「オフホワイト」「ホワイト」「アイボリー」で、それぞれ花嫁の肌の色に合わせて選ばれているようです。
日本人の肌色に最もよく合う色として好まれているのが「オフホワイト」です。
肌が白い人には、白い肌が一層引き立つ純白の意味に最も近い「ホワイト」がよいでしょう。
黄味が強めの肌の人には、優しいイメージがある「アイボリー」が好まれます。
「ウェディングドレスはやっぱり白色で」という人は、実際に試着してみて自分の肌色に合う色を選んでみましょう。
[ collection_slider_in_blog handle="new-lineup" title="おすすめのウェディングドレス" ]挙式を控えた花嫁にとって、デザインと同時にどんな色のウェディングドレスを着るのかは最大の関心事といってよいでしょう。
それでは、挙式において花嫁が着るさまざまなカラーのウェディングドレスまたは、お色直し用のカラードレスの色合いには、どのような意味があるのでしょうか?
ここでは、白以外の色のウェディングドレスの色の意味あいについて紹介しましょう。
ホワイト系のウェディングドレスには、沈んだ色合いの「オフホワイト」と、輝くような純白の「ホワイト」、そして象牙色の「アイボリー」の3色が有名ですが、この他にも「シャンパンカラー」という色も人気があります。
シャンパンカラーはアイボリーに似た色ですが、アイボリーは黄味がかった白なのに対し、シャンパンカラーは赤味がかった白色という違いがあります。
赤には「情熱の赤」という言葉があるように各色の中では最も激しい色というイメージがあり、ウェディングドレスのカラーにふさわしいとはいえないかもしれません。
しかしながら、赤には「エレガント」と「ゴージャス」なイメージが強くあるため、結婚式で主役となる自分をより印象的に演出したいと願う花嫁には適しているカラーといえるでしょう。
青には「涼しい」「クール」というイメージがあり、普通の洋服でも暑い夏場に好まれるカラーです。
したがって、6月から8月にかけての挙式であれば、ブルーのウェディングドレスは涼しげでよい選択といえます。
清楚なイメージを好む花嫁なら薄めの青色を選び、大人びたイメージにしたい花嫁なら濃いめのブルーで光沢のある素材を選ぶとよいでしょう。
イエローやオレンジは太陽の色で、明るく元気なイメージを抱かせる幸せの象徴ともいえる色なので、白とはまた違った意味で結婚式にはふさわしい色といえるかもしれません。
第二の人生に踏み出す花嫁にとって、鮮やかなイエローまたはオレンジ色のウェディングドレスは、しっかりと自分の意思をみんなに伝えることができる色でもあります。
落ち着いた大人の雰囲気を演出したいのなら、少し濃いめのイエローかオレンジ色を選ぶとよいでしょう。
パープルすなわち紫色は、日本でも昔から高貴なイメージがある色とされ、紫色の染料が貴重な時代には紫色の衣装は身分の高い貴族階級しか着ることができなかったといわれているほどです。
上品かつ気高いイメージを演出したい花嫁は、思い切ってパープル色のウェディングドレスを選択してもよいでしょう。
若さを前面に出したいのなら可憐なイメージがある淡めのパープルを、清楚な大人のイメージで飾りたいのなら濃いめのパープル色を選んでみてください。
緑色は「自然」を象徴する「ナチュラルカラー」として知られており、自然との共生がテーマである極めて現代的なカラーでもあります。
ナチュラルでさわやかなイメージを演出したい花嫁にとって、グリーンのウェディングドレスは、新しい時代の幕開けにふさわしいカラーといえるでしょう。
この記事では、白が定番となったウェディングドレスの経緯と共に、白以外の4系統のカラーのウェディングドレスの意味をご紹介しました。
以下に、記事のポイントを挙げましょう。
ドレスショップには、さまざまなカラードレスのほかに、白のウェディングドレスも多数そろえています。
あなたにピッタリのドレスがみつけるため、ぜひドレスショップへご相談・ご予約をしてみてはいかがでしょうか。
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