なぜウェディングドレスで黒が選ばれるの?注意点や着こなすポイント

ウェディングドレスで、黒を選びたいと考える花嫁もいるかもしれませんね。
今回は、ウェディングドレスで黒が選ばれる理由や着こなすポイントをご紹介します。
黒いウェディングドレスを選ぶときの注意点もご紹介しているため、結婚式の準備を進める人は参考にしてください。
ウェディングドレスで黒が選ばれる3つの理由
白のイメージがあるウェディングドレスですが、近年は黒を選ぶ花嫁が増えています。
あえて黒を選ぶ理由はさまざまですが、どのような理由で花嫁が黒いウェディングドレスを選んでいるのか気になりますよね。
黒いウェディングドレスが選ばれる理由には、次のようなものがあります。
- 結婚に向けた花嫁の決意を示せる
- 黒が持つ視覚効果が期待できる
- 黒のドレスで個性を演出できる
それぞれの理由を確認していきましょう。
1.結婚に向けた花嫁の決意を示せる
黒いウェディングドレスは、16世紀のスペイン宮廷や庶民の間で流行したのが始まりです。
近年は白いウェディングドレスが一般的ですが、従来は白ではなく黒のドレスが主流でした。
ウェディングドレスの色にはそれぞれ意味があり、白のドレスは「嫁ぎ先の色に染まります」という意思を示しています。
一方、黒いウェディングドレスには、「あなた以外には染まりません」という強い意味が込められており、結婚に向けた花嫁の決意を示しているのが特徴です。
ウェディングドレスの色で、花嫁の結婚に向けた決意を表せるのは素敵ですよね。
2.黒が持つ視覚効果が期待できる
黒いウェディングドレスを着ると、高級感のあるスタイリッシュな印象に仕上げられます。
また、黒の色が持つ視覚効果で、花嫁を細く見せてくれる効果が期待できるのも魅力です。
特に、ウェディングドレスは身体のラインや肌の露出が増えるので、体型に悩みがある場合は衣装選びに迷う花嫁も多いでしょう。
体型に悩みがあるなら、黒いウェディングドレスを選べばうまく隠してくれます。
二の腕の太さが気になるなら、袖ありのウェディングドレスを選ぶのもいいでしょう。
3.黒のドレスで個性を演出できる
日本では白が一般的なので、ウェディングドレスで黒を選ぶ花嫁は少数派です。
結婚式で黒のウェディングドレスを着ることで、個性を演出できるメリットがあります。
周りと差をつけられるので、参列者にとっても思い出に残る特別な結婚式になるはずです。
自分らしい結婚式を挙げたい花嫁は、黒のドレスを検討してみてはいかがでしょうか。
ウェディングドレスの色選びのコツを知りたい人は、こちらをご確認ください。
ウェディングドレスで白以外はあり?色選びのコツを紹介します!
ウェディングドレスで黒を選ぶときの注意点5つ
結婚式で黒いウェディングドレスを着用するのは、マナー違反ではありません。
ただ親族や参列者に配慮して色を選ばないと、あとで揉める原因になることもあります。
ウェディングドレスで黒を選ぶときに押さえておきたい注意点は、次のとおりです。
- 結婚会場の雰囲気と合わせる
- 理想の花嫁像を考慮して選ぶ
- 素材や装飾、形を意識して選ぶ
- 新郎との相性を考慮して選ぶ
- 年配が多い場合は慎重に考える
それぞれの注意点を確認していきましょう。
1.結婚会場の雰囲気と合わせる
黒いウェディングドレスを選ぶときは、結婚会場の雰囲気と合わせることが大切です。
たとえば、個性的なコーディネートや演出を積極的に取り入れたテーマウェディングなら、黒いドレスとの相性が良く活躍できる場面が多いでしょう。
またロマンチックな演出が叶うナイトウェディングなら、窓の夜景やキャンドルで装飾された会場の雰囲気と黒いドレスがマッチしてくれます。
もし両親や親族の目が気になるなら、友人の参列者が中心の2次会で着るのもいいですね。
2次会ならドレスの選択肢も広がるので、気兼ねなく黒い衣装を着用できるでしょう。
2.理想の花嫁像を考慮して選ぶ
黒いウェディングドレスを選ぶときは、どのようなイメージに仕上げたいのか決めておきましょう。
たとえば、大人っぽくしたかったり可愛くしたかったりなど理想の花嫁像がありますよね。
具体的なイメージがあるのなら、そのイメージを軸にウェディングドレスを選ぶことが大切です。
ウェディングドレスに合わせる小物やシューズでも変わってくるので、事前にイメージ像を固めておきましょう。
3.素材や装飾、形を意識して選ぶ
黒いウェディングドレスは、素材や装飾、形によって印象が大きく変わります。
たとえば、素材はレースやシフォン、オーガンジーなど結婚式らしい華やかなものを使用したウェディングドレスを選ぶのがいいでしょう。
またシルク製など、程よく光沢感のある素材を選べば、高級感のある印象に仕上がります。
素材に施されたビジューやスパンコールなどの装飾でも、見た目の印象は変わることも多いでしょう。
華やかな印象にしたいなら、ビジューやスパンコールなど、装飾がふんだんに施されたドレスがおすすめです。
また、Aラインやプリンセスライン、マーメイドラインなど形によっても印象が変わるため、自分に合うシルエットを探してみましょう。
4.新郎との相性を考慮して選ぶ
結婚式の主役は、新郎新婦です。
挙式中は新郎新婦が並ぶシーンも多いので、新郎が着る衣装との相性を考慮しましょう。
ふたりの衣装に統一感を持たせれば、新郎新婦が並んだときに仲の良さも演出できます。
ただ、新郎新婦がふたりで並んだときにあまりに黒の面積が多くなると暗い印象を与えることもあるので注意しましょう。
このような場合は、袖なしやデコルテが大胆に開いたデザインのウェディングドレスを選んで抜け感を作るのがおすすめです。
新郎の衣装とのバランスは意外に忘れがちなので、黒いウェディングドレスとタキシードの相性をしっかり確認しておきましょう。
5.年配が多い場合は慎重に考える
黒いウェディングドレスは、結婚式に着る衣装として相応しくないわけではありません。
ただ親世代のなかには、「黒=喪服」と連想する人もいるので慎重に選ぶ必要があります。
特に参列者に年配が多い場合は、悪い印象を与えることもあるかもしれません。
あとで問題が起きないか不安な人は、両家に事前に相談しておくのもおすすめです。
両家に相談するときは、結婚式でなぜ黒いウェディングドレスを着用したいのか具体的に説明できるといいでしょう。
ウェディングドレスの黒を着こなすポイント3つ
結婚式で黒いウェディングドレスを着用する花嫁はまだまだ少ないので、自分らしい着こなし方が分からない人もいるかもしれません。
ただ結婚式は特別な日なので、後悔を残さないためにも自分に合う着こなし方を見つけたいですよね。
ウェディングドレスの黒を着こなすポイントは、次のとおりです。
- ヘッドドレスで華やかさを出す
- 小物でアクセントを添える
- ブーケで印象を変えるのもあり
それぞれのポイントを見ていきましょう。
1.ヘッドドレスで華やかさを出す
全体を引き締める黒いウェディングドレスは、大人っぽく落ち着いた印象になりがちです。
花嫁姿に華やかさをプラスしたいなら、ヘッドドレスを合わせるのはいかがでしょうか。
たとえば、パールをたっぷりあしらったヘアアクセサリーのラリエットや煌びやかなティアラなどがあります。
可愛らしい要素をプラスしたいなら、小花を全体にあしらうのも素敵ですね。
着こなしで個性を出したいなら、花嫁がかぶる帽子もおすすめです。
ドレスを引き立てるヴェールの選び方を知りたい人は、こちらをご確認ください。
2.小物でアクセントを添える
黒いウェディングドレスに、アクセサリーやシューズなど小物でアクセントを加えるのもおすすめです。
黒いウェディングドレスがシックなので、アクセサリーやシューズなど小物がよく映えるでしょう。
たとえば、パールのピアスとネックレスを合わせると黒と白の対比で華やかさが増します。
軽やかさを出したいなら、シルバーのアクセサリーを合わせるのもおすすめです。
シューズは黒で統一するのではなく、白やベージュなど控えめな色を選ぶと足元に軽やかさがプラスされるので、重たい印象になりません。
グローブの種類や選び方を知りたい人は、こちらをご確認ください。
ボレロの種類や選び方を知りたい人は、こちらをご確認ください。
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3.ブーケで印象を変えるのもあり
花嫁の印象を大きく変えるのがブーケです。
ブーケは花嫁の正面で持つものなので、参列者から見たときに印象を大きく左右します。
黒いウェディングドレスにおすすめのブーケは、下に流れるシルエットが特徴的なキャスケードブーケや茎を切り揃えて束ねたクラッチブーケなどスタイリッシュなものです。
花の色はホワイト系でまとめれば、黒によく映えて全体のバランスが崩れる心配もないでしょう。
ただ、ウェディングドレスの形で合うブーケも変わるので、全体のバランスを見ながら決めましょう。
ブーケの種類や相性の良い衣装を知りたい人は、こちらをご確認ください。
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ウェディングドレスの黒が映える3つのシーン
結婚式で黒いウェディングドレスを着てもマナー違反ではありませんが、挙式スタイルとの相性はしっかり確認しておきたいところです。
挙式スタイルの選び方を間違えると、黒いウェディングドレスが悪目立ちすることもあります。
このようなポイントも十分に考慮して、挙式スタイルを選びましょう。
ウェディングドレスの黒が映えるシーンには、次のようなものがあります。
- 幻想的なナイトウェディング
- 新郎新婦や親族だけの結婚式
- 結婚の記念撮影をする前撮り
それぞれのシーンを見ていきましょう。
1.幻想的なナイトウェディング
ナイトウェディングとは、夜におこなわれる結婚式のことです。
昼間とは異なる雰囲気で式を挙げられるので、新郎新婦から注目を集めています。
ナイトウェディングを選ぶメリットは、イルミネーションやキャンドルといった夜ならではの演出でロマンチックな雰囲気を作れることです。
夏に結婚式を挙げるなら、夜空を花火で華やかに彩るのも素敵ですよね。
2.新郎新婦や親族だけの結婚式
周りを気にせず黒いウェディングドレスで結婚式を挙げたいなら、新郎新婦や親族だけの挙式スタイルを選ぶのはいかがでしょうか。
参列者は親族だけなので、花嫁も黒いウェディングドレスを気兼ねなく着用できます。
新郎新婦や親族だけの挙式スタイルは、結婚式の場所や日取りを決めやすかったり準備が楽だったりなどメリットも多いのです。
また披露宴をおこなわないので、一般的な結婚式より費用を抑えられます。
3.結婚の記念撮影をする前撮り
年配の参列者が多い場合、挙式で黒いウェディングドレスを着るか迷いますよね。
このような場合は、結婚式の前に新郎新婦で撮影する前撮りで着用するのがおすすめです。
前撮りなら撮影場所やポーズも自由に決められるので、思い出に残る写真撮影ができます。
親族全員で前撮りできるプランもあるので、家族にとっても思い出深い写真を残せるでしょう。
前撮りの撮影場所や時期を知りたい人は、こちらをご確認ください。
前撮りのドレスはどうしてる?撮影場所や時期、活用方法をご紹介
まとめ:自分らしいウェディングドレスを選ぼう!
この記事では、ウェディングドレスで黒が選ばれる理由や着こなすポイントをご紹介してきました。
ポイントは、以下のとおりです。
- 黒いウェディングドレスは花嫁の決意を示せる
- 黒が持つ視覚効果でスタイルアップが期待できる
- 黒のウェディングドレスで個性を演出できる
- ヘッドドレスやブーケなどで印象は大きく変わる
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王道の形から個性的なものまでさまざまなウェディングドレスを用意しているため、理想とするドレスを見つけられるはずです。
来店予約も受け付けているため、黒いウェディングドレスを着用しようか迷う人は実際に来店して相談してみてはいかがでしょうか。